Ashtakaプレス、メンテナンス

 

Ashtakaプレスの動きが悪くなったり、途中で異音が出ると思った場合のメンテナンス方法です。

歯の部分に傷をつけないように、細心の注意を払って下さい。

分解、組立に自信がない方は、止めた方がいいでしょう。

あくまでも自己責任でお願いします。

 

まずは、プレス部を外します。

 

 

横のプランジャを少し緩めます。

23mm程度緩めれば(反時計回りに23回転)十分です。

さび付いて硬くて、回らなかったら、緩めなくても作業できます。

 

 

ラックを一番上まで上げると、上から抜けます。

この時、ラックを持って上げてください。

持たないと歯車が空回りする際、ラックを痛める可能性があります。

素手で持つと手が汚れますので、ウエスなどで包んだほうがいいでしょう。

 

 

ラックをウエスなどでキレイにふき取ります。

歯の部分は綿棒などで丁寧にふき取っていきます。

 

 

拭き取り後。

 

歯車の歯の部分も回しながら、上から綿棒でふき取って行きます。

2年も使うと、金属粉がいっぱい付着しています。

 

 

拭き取り後。

 

ブロックの穴周りもキレイにします。

 

 

掃除完了です。

 

 

組立に入ります。

ラックをブロックに差し込みます。

 

 

歯車の当たる所で、無理に入れないで下さい。

ラックを横に振りながら、噛み合うところを探してください。

ちゃんと噛み合えば、簡単に入って行きます。

ゴミやカスが噛んでいたり、傷がついた場合、入らなくなることもあります。

何度かやってみて、入らない場合、どの辺りで入らないか確認して、その辺りに何かないか良く見てください。

ゴミやカスなら、掃除で何とかなりますが、作業中にぶつけてしまったりして傷が入るとその傷をヤスリで取る必要が出てきます。

 

ラックが挿せたら、上下に動かしてみて、スムーズに動けば、プレス部を付けます。

 

 

プランジャは一度奥まで締め、少し緩めるくらいがいいでしょう。

上下の動きが堅くなり過ぎていないことを確認して下さい。

 

最後にラックと歯車の間に油を注して完了です。

 

 

自動車のオイル交換と同じで汚れたら、キレイにした方が長持ちします。

2〜3年に1回は、やった方がいいかもしれません。

 

自信がない方は、このメンテはしない方がいいです。

送っていただければ、メンテしますよ。

 

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